カードゲームは運ゲーだから面白い

 

 

 

カードゲームは運ゲーだから競技性がない。

 

 

皆さんもこのような言葉を聞いたことはないだろうか。

 

果たして本当に競技性がないのだろうか。

 

そもそも競技性とは

 

■競技性とは何か

競技性とは運の大小のことではない
競技性とは、そのゲームにおいてトレーニングしないと出来ない行為や
知識、経験の蓄積、運要素のコントロール技術も含め、それらがスコアに反映され同時に勝敗に正しく反映されるかどうか
それが競技性が "ある" か "ない" かということ
またその実力の幅が大きければ、競技性が "高い" という
しかしこれら競技性について数値化することをせずに、どちらのゲーム、ルールが競技性が高いか低いかということは論じる事は出来ない

 

再度e-sportsの競技性について思考 · GitHub

 

要するに初心者が熟練者に勝ち辛く、熟練者の域に達するためにかなりの時間と訓練を必要とすることが条件である。

 

決して運の要素を多大に介入させることが、競技性がないことを証明するものではない。

 

レベル1はレベル99に運がよくなければ勝てないし、レベル99がレベル1に負ける可能性は限りなく少ない。

 

さて、一般的に競技性のある競技とはどんなものなのだろうか。

 

具体例をあげるとすれば、主にスポーツである。

 

筆者はリオネルメッシに勝てないし、イチローにも勝てない。

 

これは回数をこなしても同じだろう。

 

100回やっても勝てないものは勝てない(例えの話なので勝負方法等については言及しないでください、あくまで例えです)

 

確かに競技の代表格とされている主要スポーツは競技性が高いように感じられる。

 

ではe-sportsの競技性は低いのだろうか。

 

代表的なe-sportsと言えば格ゲー、FPSなどであろう。

 

格ゲーに関しては地元で負け知らずだったが、それでもプロには勝てる気がしない。

 

FPSも同様だ、熟練者相手に私のような初心者が勝てるはずもなく、相手の集中力さえ持続されれば運の要素の介入は限りなく0に近いであろう。

 

これらも競技性の高いスポーツであると言えるのではないでしょうか。

 

やっと本題です、、、つかれた、、、

 

 

 

  • カードゲーム

 

 

 

カードゲームは、広義にはカードを使って行うゲームの総称。狭義にはいわゆるトランプを使ったゲームのこと。

ヨーロッパにこの種のゲームが現れたのは、14世紀のイタリアではないかと推測されている。よくタロット(タロー)の一部がいわゆるトランプになったと言われるが、これは誤りであり、実際はその逆である[要出典]。その後、遊びの範囲を広くするため、ある特定のゲームを遊びやすくするため、今までの形式とは違った遊びをするため等の理由で専門のカードデッキが生まれた。

近年、個人ごとに決められた範囲内で自由にカードデッキを作り、その内容を元に勝負に臨むトレーディングカードゲームが生まれている。(Wikipedia引用)

 

トレーディングカードゲーム自体は近年生まれたものであり、今でこそ数々の人気タイトルが生まれてはいるが、カードゲームの醍醐味は運ゲーであることである。

 

そもそもターン中にプレイすることのできるカードが一枚も手札に来ない場合、熟練者と言えど初心者に一方的に負ける可能性は大いにあるだろう。

 

カードゲームに競技性がないと言われる所以である。

 

では運の要素を限りなく排除したカードゲームは競技性が高いのだろうか。

 

恐らく競技性は高いが競技人口が増えず、興行的に成功しないどころかそもそも運営することそのものが難しいものになるだろう。

 

(競技人口が少ない競技に競技性があるとも思えないが。)

 

考えてみれば当然である。

 

小学生はスポーツで勝ちたいがゆえに努力する、努力の結果周囲の大人に誉められる、周囲の友人にちやほやされる。

 

それだけでスポーツを始めるきっかけになるのだ。

 

カードゲームはどうだろうか。

 

私は息子(いないです)がカードゲームでプロになりたいと言い始めたなら、猛反発するであろう。

 

親の気持ち(親ではないです)なって考えてみれば当然のことだ、スポーツ選手ほど将来が保証されない、カードゲームに対する努力がその先評価されるかどうかすら不明瞭。

 

こんな状態で息子(いないです)が勉学を放棄し、カードゲームにばかり励んでいたらと思うと、息子の将来が不安で仕方ない。

 

親の反対を押しきってでもやめようとしないのであればそれはもう応援するしかできないのだが。親として。

 

何が言いたいかと言うと、カードゲームに完全な競技性を求めるのは時期尚早過ぎるのである。

 

カードゲームはマイナーな''遊び''なのである。

 

スポーツではない。

 

マイナーな遊びとしての競技性は比較的高いものであると感じるし、運の要素を出来る限り抑えるようなルールを採用している大会も多い。

 

BO3スイスドロー形式などはまさにそうであろう。

 

中にはスイスドローの回戦が少なすぎる、一部成績上位者に有利すぎるシード権が配布される、そもそも会場の回線が悪くて試合することができない。

 

などの、様々な問題が浮き彫りになってはいるが、DTCGの大会のほとんどは無料で参加できるようになっていたり、声優アイドル俳優等をゲストに用いてカードゲームというマイナーな遊びが比較的メジャーな遊びになりつつあるのだ。

 

運の要素が多大に介入するからこそ、初心者が参入しやすいのである。

 

世界的に人気でもない遊び、さらには初心者がほとんど勝てない遊び、そんな遊びに初心者は寄りつかない。

 

私個人としてはカードゲームの競技性は高いと思っているが、いかんせんあまりにも急激な発展をした競技なため、理想だけが先走りし、高望みされすぎているのは少し気がかりである。

 

1カードゲームのファンとして、熟練者の方にはカードゲームの楽しさを世間に広めるような活動をしてほしいし、初心者の方には運ゲーだからくそ!!!なのではなく、運ゲーだからこそ運ゲーを楽しみ、運ゲーの中に含まれる実力的要素を楽しんでみてほしい。

 

ただ、この事を言いたいがためにこんなに長い駄文を書いてしまいました。

 

最後まで読んでくれているのはほとんどいないと思いますので、謝ることはしません、無駄な時間をどうもありがとうございました。